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七大劣化抑制技術
セブンクリアTM

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劣化因子からお家を
長持ちさせる対策を知る

お家の20年後の安心を考え、外壁塗装・屋根塗装を通して「お家自体を長持ちさせる」という視点から設計された新技術・新工法です。七つある代表的な劣化因子(紫外線、熱、水分、酸性、塩害、摩耗、微生物)を一つ一つ抑制・最小化することで耐候性能を飛躍的に高めるとともに、お家自体にかかる負荷まで抑えていきます。

七つの劣化因子を同時に処理する唯一の塗装技法であり、塗装本来の目的から正しいメンテナンスを手掛けていきます。この品質を標準仕様でお届けさせて頂きます。

七大劣化抑制技術TMは、
4段階に分けて最適処理を行います。

外装材(外壁・屋根・付帯部)や塗膜に悪影響を与える七大劣化因子は、各々に高い耐性を持つ材料と工法が必要であり、これらの劣化因子による悪影響を最小化していくためには従来の外壁塗装・屋根塗装の工程に合わせて、4つの段階かつ2工程以上に分けて対策を打っていく設計としています。

それぞれの劣化因子とその対策について

それぞれの劣化因子とその対策について、
以下に詳しく記載いたしましたのでご参照くださいませ。

劣化因子 紫外線劣化

紫外線劣化が起因するチョーキング現象

紫外線劣化が起因する
チョーキング現象

まず1つ目は、劣化要因の大部分を占める紫外線劣化についてお伝えさせて頂きます。紫外線劣化とは、太陽光に含まれる紫外線エネルギー(411kJ/mol)によって、そのものの持つ分子の結合エネルギーを切断・分解させることで劣化を促進させていきます。紫外線エネルギーよりも低いものは劣化スピードが速く、毎日使用する洗濯バサミなどのプラスチック製品がすぐに割れて壊れるのは、この結合エネルギーが357kJ/molと低いことが原因です。

その他にも、塗料の顔料として含まれる酸化チタンに対し、太陽の光と雨などの水分が起因となり光触媒効果を生み、「塗膜を分解する=ラジカルの発生」という劣化を引き起こしていきます。

これらの太陽光やそれに含まれる紫外線に対して対策をしっかりと打っていくことが、塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくための最重要の課題となります。そのために私たちが行っている対策は次の通りです。

七大劣化抑制技術 セブンクリアTM
による劣化対策
- 紫外線劣化 -

劣化対策 1 下塗りから耐候型塗膜を実現

  • 下塗り塗料にも関わらず上塗り塗料と同等の試験結果

    下塗り塗料にも関わらず上塗り塗料と同等の試験結果

  • 特殊材料のため下塗りでも仕上げ色に調色可能

    特殊材料のため下塗りでも仕上げ色に調色可能

お家へダメージを与える劣化因子は、塗膜表面(上塗り層)で100%カットできているわけではなく、中塗り層、下塗り層、外装部にまで届いてしまいます。

そのため下塗り工程の目的を密着性や仕上りの良さだけではなく耐候性能まで付与し、3層の耐候塗膜によって劣化因子による影響を最小化していくことが大切だと考えます。さらに相乗効果により、塗膜全体の耐候性レベルまでも引き上げる効果につながっていきます。

また、上塗り塗料と同等の性能を発揮する下塗り塗料のため、一般的に透明または白色である下塗り塗料の色を上塗り塗料と同色にすることが可能となっています。これによって確実な仕上り感や目地シーリング上の塗膜割れが発生した場合でも美観の維持などの効果を得ることができるようになります。

劣化対策 2 顔料からも紫外線劣化を
抑制していきます

  • 一般的な塗料顔料

    一般的な塗料顔料

  • 美匠未来建設の塗料顔料

    美匠未来建設の塗料顔料

従来の塗料はシリコン樹脂やフッソ樹脂などの「樹脂」をメインに耐候性を発揮させていましたが、複合的な劣化要因に樹脂のみでは対処することができませんでした。

その劣化要因の一つに顔料があり、とくに白色顔料には「酸化チタン」と呼ばれる顔料を使用します。この酸化チタンは分解作用の非常に強い「光触媒塗料(ひかりしょくばいとりょう)」の主成分でもあります。光触媒塗料とは「太陽の光で汚れを浮かせて雨で洗い流す」という特徴で有名な塗料でした(※現在、外壁用塗料は製造中止)。

この酸化チタン顔料は、太陽光や雨、湿気、そして酸素に反応し、分解作用を引き起こします。分解作用が汚れのみに働くのであれば大変優れているのですが実際はそうではありません。“自身の塗膜”までも分解してしまうという最大の欠点があるのです。

その「分解作用=ラジカル」を防ぐために開発したのが「ラジカル制御」という技術を使用した「ラジカル制御型顔料(らじかるせいぎょがたがんりょう)」です。つまり「ラジカル制御型顔料」を使用することで、太陽光や雨、湿気、酸素などが起因となる分解作用を抑制し、塗膜本来の機能をしっかりと引き出すことにつながっていくのです。

劣化対策 3 樹脂の「均一化」技術による
耐候性のさらなる向上

  • 画像右側の白い斑点がすべて耐候成分

    画像右側の白い斑点がすべて耐候成分

  • 一般塗料の最大30%樹脂量が多い塗膜設計

    一般塗料の最大30%樹脂量が多い塗膜設計

紫外線劣化の影響を最も受ける塗膜の上塗り層では、一般的な塗料と比べて10~30%以上も高密度な樹脂配合により確実に劣化を抑えていきます。

さらに塗料グレードが上がるほど「樹脂の均一化」という技術も採用し、紫外線劣化をさらに抑えていきます。

多くの塗料は、塗装をして塗膜化する際に乾燥と同時に樹脂成分が表面層に移動していきます。この樹脂成分が耐候性能を持ち、紫外線などの劣化要因から塗膜を守る働きをするようになります。確かに理にかなった方法ではあるのですが、それはしっかりと表面層で耐候性能を発揮している間に限ります。毎日繰り返される紫外線などの攻撃から少しずつ耐候性能が落ちていき、ひとたび表面層の劣化が進行するとあっという間に塗膜全体が劣化していくのです。それはまるで、表面を一枚の壁で守っている様子と似ています。

一方で「樹脂の均一化」技術を使用した場合は、塗膜の表面層にのみ樹脂成分を配置させるのではなく、一見、無意味に見える塗膜の奥側にまで樹脂成分を散らしているのです。このようにすることで、たとえ表面層が繰り返される攻撃から劣化してしまったとしても、奥側から次から次へと樹脂成分が出てくるため、劣化しにくい塗膜を形成し続けます。それはまるで、幾十にも重なる壁で守っている様子に似ています。このような特殊な技術を結集させることで、複合的に紫外線劣化という要因からお家を守っていくことが可能となります。

劣化因子 熱劣化

熱によって劣化や変形など様々な悪影響を受けます

熱によって劣化や変形など
様々な悪影響を受けます

2つ目に劣化要因として大きく占めるものは熱による劣化です。熱は太陽光に含まれる赤外線の中でも、近赤外線とよばれる領域(波長:780~2500nm)であり、最も物質に吸収されやすい波長領域となっています。吸収されたこのエネルギーは、分子運動を活発にし、熱へと変わります。太陽光エネルギーのうち約50%を占めます。その他の太陽光エネルギーとしては、紫外線約3%、可視光線約47%となっています。

この熱エネルギーにより、塗膜の伸縮膨張による疲労劣化や、外装部もしくは塗膜各層との熱膨張係数の差による付着劣化などの引き金となっていきます。

そのほかにも外装材(外壁・屋根・付帯部)自体に対し、蓄熱による反りや変形、熱冷の繰り返しによる爆裂、目地シーリング材の破断、室内温度の上昇、などを引き起こしていく原因となっています。

これらの熱劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。そのために私たちが行っている対策は次の通りです。

七大劣化抑制技術 セブンクリアTM
による劣化対策
- 熱劣化 -

劣化対策 1 下塗りから遮断効果を発揮

  • 下地強化と遮熱性能を付与

    下地強化と遮熱性能を付与していきます

  • 明確な温度の差

    このように明確な温度の差として表れてきます

一般的に下塗り塗料というのは透明タイプが多く、耐候性能も付与されていません。下塗り層は最終的には隠れて見えなくなるものですが、下塗り層というベースに遮熱効果の高い白色を採用することで遮熱効果は高まります。そして外装材(外壁・屋根・付帯部)自体の強化、美観性向上を下地から図ります。下地強化と遮熱性能の付与といったベースをつくり上げていくことが熱劣化に対して重要な対策となります。

また、屋根は外壁に比べて3倍速く劣化が進むと言われています。そのため、外壁と同等の耐候年数を実現するためには、より高品質・より高硬度な塗膜形成が求められます。これらを理解したうえでの仕様と施工が重要となります。

劣化対策 2 耐候性と防熱性(遮熱・断熱)
を同時に実現

  • サーモグラフィによる表面温度の度合

    サーモグラフィによる表面温度の度合

  • 「防熱バキューム技術TM」原料の一つである防熱セラミック

    「防熱バキューム技術TM」原料の一つである防熱セラミック

サーモグラフィ画像でわかるように、外装材(外壁・屋根・付帯部)は太陽光に含まれる近赤外線エネルギーにより蓄熱していきます。この蓄熱によって劣化を促進させていきます。

この熱劣化を最小化するための技術が「防熱バキューム技術TM」です。この技術は耐候性能を向上させつつ、防熱(遮熱・断熱)性能を付与させた新技術です。従来の断熱塗料では機能性を重視するために耐候性能が犠牲になっており、反対に耐候型塗料では断熱性などの機能を付与することができませんでした。

この七大劣化抑制技術セブンクリアTMでは、耐候面・機能面・コスト面の課題を解決した唯一の技術・工法となっています。

劣化対策 3 色あせ(色とび)まで防ぐ
特殊遮熱顔料を使用

美しい発色と遮熱性能

長期にわたって美しい発色と遮熱性能を付与します

とくに屋根の仕上げ層には遮熱(しゃねつ)性能を付与した塗膜を形成していき、熱劣化をさらに抑えていきます。遮熱塗料にも種類が多々ありますが注意しなければならない点として「早期色あせ(色とび)」の症状が挙げられます。

遮熱塗料特有の顔料設計により、紫外線に弱い顔料(有機濃彩色)を使用せざるを得ない安価な遮熱塗料の場合は、3年~5年以内に早期色あせ(色とび)が起きることが非常に多いからです。そのため私たちは顔料設計から見直し、有機濃彩色を使わない最新の無機濃彩色を使用した次世代型の遮熱塗料のみを使用するようにし、長期間にわたって美しい発色と遮熱性能を実現していきます。

劣化因子 水分劣化

水分が起因となって次々と二次劣化を引き起こします

水分が起因となって次々と
二次劣化を引き起こします

3つ目に劣化要因として占めるものに、水・湿気による劣化が挙げられます。この紫外線、熱、水分の3つが劣化の大部分を占めるため、この三大劣化因子に対する対策をまずは押さえておくべきだと言えます。水分劣化が起因となるものは多岐にわたり、直接もしくは間接(作用を引き起こす引き金となる)に分けることができます。

直接的なものとしては、塗膜中へ浸透していき膨潤させフクレやハガレの発生、外装材(外壁・屋根・付帯部)に対する腐食やサビの発生、雨漏りなどによる内部腐食の発生、等々が挙げられます。

間接的なものとしては、塗膜中へ酸素を運ぶ役目を果たすことによる分解作用の促進、微生物(藻・カビ)等の発生の促進、空気中の亜硫酸ガスと化学変化を起こして硫酸となり塗膜分解の発生、冬場には凍結融解を繰り返すことによる外装材(外壁・屋根・付帯部)自体の脆弱化、等々が挙げられます。

これらの水分劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。そのために私たちが行っている対策は次の通りです。

七大劣化抑制技術 セブンクリアTM
による劣化対策
- 水分劣化 -

劣化対策 1 水分劣化を最小化する
「排水加工」は必須

  • 集中する水流を絶ち、内部腐食を予防します

    集中する水流を絶ち、内部腐食を予防します

  • 水溜めを抑え、外壁材への水の浸透を防ぎます

    水溜めを抑え、外壁材への水の浸透を防ぎます

水分劣化を防ぐために塗膜表面の防水性能をしっかりと付与することが最も重要ですが、それ以外の端部である「窓枠まわり」
「化粧板の上部」「外装材の取り合いの部分」等への補修・防水処理に関しては意外と見落とされがちなのが現在の塗装業界における施工事情です。

しかし水分劣化は多くの劣化症状を生む極めて危険度の高い因子のため、限りなく水分劣化を最小化する仕様・施工が求められます。ポイントは「水の流動・溜まり場を最小化する排水加工」にあります。

上記に挙げた対策はごく一部ですが、排水加工を隅々まで徹底して行い、水の流動・溜まり場を最小化することがお家自体を長持ちさせるためには欠かすことのできない対策となります。

劣化対策 2 下塗りから水分を遮断する
機能を付与

上塗り層でカットできない水分まで防水します

上塗り層でカットできない水分まで防水します

七大劣化抑制技術セブンクリアTMでは、水分劣化を抑えるための「防水バリアコンビネーション技術TM」を活用しています。たとえ上塗り層でカットできない水分があったとしても1層目の防水性能を付与させた下塗り層がしっかりと防水していきます。

塗料属性として「水性1液型・2液型」「溶剤(油性)1液型・2液型」と大きく4種類に分けられますが、最も水分劣化に対応できるのは「溶剤(油性)2液型」の塗料です。これをベースとし、耐候性能を付与した特殊な下塗りを施すことで、下塗り層から長期間にわたって水分劣化を抑えることができるようになります。

劣化対策 3 水分と熱、相反する劣化対策を
統合

防水性能も併せ持つ防熱バキューム技術TM

防水性能も併せ持つ防熱バキューム技術TM

一般的に水分劣化を抑える塗料と、熱劣化を抑える塗料とは相反する性質を持っています。防水性能を高めたければ塗料属性としては溶剤(油性)2液型塗料を使用し、断熱性能を付与するならば水性1液型の断熱塗料を使用することが一般的です。

水分劣化対策を行うと断熱性能を付与することができず、熱劣化対策を行うと防水性能が劣ってしまうという関係です。
しかし「防熱バキューム技術TM」の開発により、この相反する性質を統合することが可能となり、防熱(遮熱・断熱)性能を付与するとともに防水性能も高めた塗膜が完成していきます。

劣化対策 4 確実に防水性能を発揮する
形成技術

  • 他社:一般的な塗装による塗膜

    他社:一般的な塗装による塗膜

  • 美匠未来建設:防水バリアコンビネーション技術TM

    美匠未来建設:防水バリアコンビネーション技術TM

表面上はわからない塗膜を断面から見てみると、一般的な塗装の塗膜と七大劣化抑制技術を採用した塗装の塗膜とでは、中身がまったく異なったものになっています。1層1層の確実な塗膜形成と明確な役割を持った性能付与により、わずか数十ミクロンの厚みの中でもこのような違いとして表れてくるのです。各層の持つ強力な防水性能を生かした防水バリアコンビネーション技術TMにより、長期間にわたり水分劣化や雨漏りを予防し、お家の長寿化を実現していきます。

劣化因子 酸性劣化

酸性雨と銅イオンによって分解された外壁の塗膜

酸性雨と銅イオンによって
分解された外壁の塗膜

4つ目の劣化因子として挙げられるものは酸性劣化です。酸性劣化といっても馴染みがないように感じるかもしれません。しかし私たちの生活ではいつもこの酸性劣化による影響を受けているのです。

最も身近なものと言えば、自動車の排気ガスに含まれる硫酸です。そのほかにも製鉄所、石油化学工場、火力発電所などから出る亜硫酸ガスなども該当します。これらが紫外線や空気中の水分と反応し、酸性雨として外装材(外壁・屋根・付帯部)に触れ続けることで塗膜を分解していきます。鳥の糞や木から出てくる樹液も塗膜に付着することで化学変化を起こし、酸性劣化を引き起こす原因となっていきます。

また、酸性雨などが長年にわたり銅板に触れ続けることにより、銅板の中から銅イオンが流出します。この銅イオンが塗装された塗膜に当たることで塗膜分解を起こしていきます。10年持つ塗料でも3年程度で退色が起きるほど強力な分解作用を引き起こしてしまいます。

これらの酸性劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。そのために私たちが行っている対策は次の通りです。

七大劣化抑制技術 セブンクリアTM
による劣化対策
- 酸性劣化 -

劣化対策 1 酸性劣化対策まで考慮した
施工が大切

  • 酸性劣化によって銅板にも穴があきます

    酸性劣化によって銅板にも穴があきます

  • 耐酸性試験合格済の塗料を使用

    耐酸性試験合格済の塗料を使用

酸性劣化は非常に分解力が強く、わかりやすい例でいえば銅板を使用した雨どい等が挙げられます。とくに舞阪町周辺には外装材(外壁・屋根・付帯部)に銅板を使用したお家が多く、そのようなお家を調査診断させて頂くと、酸性劣化などによって銅板が腐食してしまい、穴があいてそこから雨漏りが発生しているということが多くあります。酸の持つ分解力の強さがうかがえます。

このようなことから塗装する外装面はすべて耐酸性効果の非常に高いAランク材料(耐酸性試験合格済)を使用し、酸性劣化に耐える強い塗膜にするための下地処理から上塗り層の形成まで施していきます。

劣化対策 2 鳥のフンや木から出る樹液は
拭き取りましょう

  • 付着部の塗膜が徐々に分解されてしまいます

    付着部の塗膜が徐々に分解されてしまいます

  • 無理のない範囲で拭き取ることが大切です

    無理のない範囲で拭き取ることが大切です

前述した酸性劣化の説明の中で、鳥の糞や木から出る樹液などについても強い分解作用があることをお伝えいたしましたが、無理のない範囲で外壁やベランダ、屋上、塀などに付着してしまった鳥の糞や樹液を拭き取ることも部分劣化を抑えることにつながっていきます。水だけで除去できない場合は、中性洗剤をつけることで除去できる場合が多くあります。

劣化因子 塩害劣化

このように付着した塩分によってサビが発生します

このように付着した塩分によって
サビが発生します

5つ目の劣化因子として挙げられるものは塩害劣化です。浜松市の中でもとくに舞阪町、篠原町、米津町、中田島町、遠州浜などの沿岸エリアで深刻なのが塩害による劣化です。主に金属部のサビ発生や塗膜の早期退色として表れます。

しかしたとえ内陸部であっても台風の時の雨水には多くの塩分が含まれるため、気づかないうちに外装材(外壁・屋根・付帯部)に塩分が付着し、化学変化や水分を滞留させることが原因となって腐食が進みます。雨のかかりにくい軒下や、台風の際に雨戸やシャッターを閉めておき、その後は水で洗い流さないままで戸袋やシャッターBOXの中にしまっておくと白くポツポツとサビが発生してしまいます。

塩害のもとである塩化ナトリウムは湿度が75%以上になると湿気を吸収しはじめベトベトな状態となり(潮解性)、水分の供給源となってしまいます。これが光触媒作用を生み出し、塗膜や外装材の分解・腐食の進行を促進させる原因となっています。

これらの塩害劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。そのために私たちが行っている対策は次の通りです。

七大劣化抑制技術 セブンクリアTM
による劣化対策
- 塩害劣化 -

劣化対策 1 お家の金属部は特に念入りに
処理を実施

  • サビを除去後、特殊材料でサビを完全固定化します

    サビを除去後、特殊材料でサビを完全固定化します

  • 耐塩害性試験合格済の塗料を使用

    耐塩害性試験合格済の塗料を使用

外装材全般に劣化を促進させていきますが、とくに金属部に関しては「サビ」という二次劣化を発生させてしまいます。サビは一度発生してしまうと一気に広がり、再発しやすい劣化症状のため非常に厄介なものとなります。

そのため、徹底したケレン(サビ除去)作業と耐塩害性効果の非常に高いAランク材料(耐塩害性試験合格済)を使用してサビの進行を完全に食い止める下地処理を行うことが重要になります。

サビの腐食が進行した金属部では、通常のケレン(サビ除去)作業とサビ止め塗料では対処しきれず、塗装後1年も経たないうちに同じ箇所から再発することが多くあります。このようなケースにおいてはサビ止め塗料ではなく、特殊なサビ固定剤を使用した塗装法を実施する必要があります。

劣化対策 2 定期的な洗車のように
「洗家」を推奨

定期的にホースで水洗いしていきましょう

定期的にホースで水洗いしていきましょう

塩害劣化を最小化するために、お客様自身が定期的に行える外装メンテナンスをご紹介させて頂きます。それは、ホースを使用した簡易的な水洗いです。

台風後はもちろんのこと、3ヶ月に1度程度は、外壁・雨どい・戸袋・雨戸(シャッター)、塀などを洗い流してあげることです。多めの水量とノズルをストレートにして水をかけることで2階の外壁まで水が届きます。

とくに雨が普段当たらない軒下あたりの外壁には台風が巻き込んできた塩分が付着していたり、排気ガス、ホコリ、砂塵なども付着しています。それらをしっかりと洗い流してあげることで劣化を最小限に抑えることができます。車を洗車するようにお家も定期的に洗ってあげることが美しく、そして長く持たせる秘訣です。

劣化因子 摩耗劣化

繰り返される衝撃による劣化・ハガレの発生

繰り返される衝撃による劣化・ハガレの発生

6つ目の劣化因子として挙げられるものは摩耗劣化です。摩耗劣化とは、外装材(外壁・屋根・付帯部)に付着する土、粉塵、黄砂、ホコリ、スス、雨、雪などの自然環境が原因となるものと、人やモノが触れたり擦れたりすることが原因となるものと、大きく2つに分かれます。

これらが繰り返し衝突することにより、塗膜に微細な傷が付き、少しずつ摩耗し、機能低下を起こす劣化です。土埃ひとつとっても、数十ミクロンという超薄な塗膜にとっては非常にダメージを受ける劣化因子となってしまうのです。

また、自然環境が原因となる摩耗劣化の場合、とくに平らな部位(屋根、屋上、ベランダ床、笠木、塀上辺)に対して顕著にダメージを与えていきます。ダイレクトに衝撃を受けることと、その場に物質が留まることによる二次劣化を促進させてしまうからです。

これらの摩耗劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。そのために私たちが行っている対策は次の通りです。

七大劣化抑制技術 セブンクリアTM
による劣化対策
- 摩耗劣化 -

劣化対策 1 摩耗劣化の重要性を理解した
施工を実施

摩耗劣化によるハガレを予防します

摩耗劣化によるハガレを予防します

耐摩耗性能を必要とする部位の代表格は前述したように、屋根やベランダなどの水平に近い部位となります。このような部位に関しては高硬度の塗膜を形成する塗料を使用する必要があります。塗膜が固いほど摩耗や衝撃に強い性能を発揮するからです。

しかし高硬度の塗料は外壁面では不向きとなります。お家の揺れやひび割れに追従する要素も必要なため、多少なりとも柔らかい塗膜を形成する必要があるからです。このように部位ごとに適した塗料性能というのは変わりますので気を付けなければなりません。

そして、耐摩耗性能を100%発揮するために大切な要素がもう一つあります。それは「塗膜の厚み」です。適正量をしっかりと塗膜化しなければ、どれだけ高硬度の塗料を使用しても性能を十分に発揮することができません。この2つの要素が揃ってはじめて性能を100%発揮できるようになります。この知識と意識が摩耗劣化を未然に防ぐための重要なポイントとなっていきます。

劣化対策 2 耐摩耗性の必要度に応じた
塗装選定が重要

耐摩耗性試験合格済の塗料を使用

耐摩耗性試験合格済の塗料を使用

摩耗劣化に対して、主に中塗り層、上塗り層にて外的要因から塗膜を守り、ひいてはお家自体を守る役目を担っていきます。この摩耗劣化を抑制するために耐摩耗性効果の非常に高いAランク材料(耐摩耗性試験合格済)を標準仕様としています。

劣化因子 微生物劣化

藻・カビは水分劣化を併発させてしまいます

藻・カビは水分劣化を
併発させてしまいます

7つ目の劣化因子として挙げられるものは微生物劣化です。この微生物の代表的なものが藻やカビです。藻やカビは外装材(外壁・屋根・付帯部)に付着し続けることにより塗膜の分解・劣化を促進させてしまいます。あらゆるものを栄養源にし、空気中の湿気や雨などの水分を溜め込む性質を持っているため水分劣化などの二次劣化を併発させてしまうからです。

藻やカビは美観性を大きく損なうだけではなく、塗膜にも大きなダメージを与えてしまう劣化因子でもあるのです。そのため外壁塗装・屋根塗装などのメンテナンス時にしっかりと除去しておくことが非常に大切になります。

一つご留意頂きたい点として、微生物というのは繁殖の非常に強い生き物です。そのためお家まわりの環境に大きく影響を受けます。近くに植栽があること、地面がコンクリートではなく砂利や土が敷いてあり湿気がこもりやすいこと、日当たりがよくないこと、海や川もしくは田んぼが近くにあること等々、いくつかの条件が重なるとすぐに藻やカビが発生してしまいます。

現状(外壁塗装や屋根塗装を行う前の段階)で藻やカビが多く発生してしまっている場合は、お家まわりの環境に大きく影響を受けている可能性があります。その場合は、防藻・防カビ機能をさらに高めた塗装仕様にしていくことで改善を図ります。

これらの微生物劣化に対して対策をしっかりと打っていくことが、塗膜そしてお家自体を長持ちさせていくために必要です。そのために私たちが行っている対策は次の通りです。

七大劣化抑制技術 セブンクリアTM
による劣化対策
- 微生物劣化 -

劣化対策 1 バイオ洗浄は「手塗り」で
塗り込むことが重要

  • バイオ抗菌剤を塗布

    バイオ抗菌剤を塗布

  • バイオ高圧トルネード洗浄作業

    バイオ高圧トルネード洗浄作業

藻やカビは非常に厄介な劣化因子であり、外装材(外壁・屋根・付帯部)の奥まで「根」を張るため、一般的な高圧洗浄ではその根まで除去させることができません。根まで除去させることができないと一旦塗装を行ってキレイになったと思っても、すぐにジワジワと内部から藻やカビが再発してきてしまいます。そのため、バイオ抗菌剤を使用して高圧洗浄時に根までしっかりと除去させる必要があるのです。

しかしここで気を付けて頂きたいのは、しっかりとハケやローラーによる「手塗り」でバイオ抗菌剤を外装材(外壁・屋根・付帯部)へ塗布してほしいということです。業者によっては、このバイオ抗菌剤をただ溜め水の中に入れて普通の高圧洗浄を行っているところもありますが、それでは全く意味がないからです。

しっかりとハケやローラーを使用して手塗りで塗布し、藻やカビを根から浮かせて除去する必要があります。ここは非常に重要なポイントとなります。

劣化対策 2 藻・カビに本質的に強い塗料を
標準仕様

  • 美匠未来建設の塗装
  • 一般的な塗装

美匠未来建設の塗料は、防藻・防カビ効果が
実証されています

微生物劣化に対し、本質的に強い塗膜というのは「溶剤(油性)塗料」から出来上がる塗膜です。水性塗料では抗菌剤などを添加して防藻・防カビ効果を出す設計となっていますが、年月とともに添加した成分は抜けていき、効果が薄れていってしまいます。

低臭気や作業性には優れていますが、品質や耐候性能でいえば溶剤(油性)塗料には劣ります。

このようなことから七大劣化抑制技術セブンクリアTMでは下塗り・中塗り・上塗りにいたるまで、すべて溶剤(油性)塗料のみを使用して本質的に微生物劣化に対しても強い塗膜を形成していくことができるのです。

お家が劣化するメカニズムから逆算した
理論技術

七大劣化抑制技術を採用した外壁塗装・屋根塗装である「セブンクリアTMは、お家が劣化するメカニズムを把握し、そこから逆算して事前に対策を打つ、という理論のもとで仕様設計されているため、
一般的な外壁塗装・屋根塗装とは劣化の仕方に違いが表れます。

一般的な外壁塗装・屋根塗装では、主に七つある劣化因子に対してすべてに対応できていたわけではなく、
どこかに対策を打てば別のどこかが疎かになったりと、モグラ叩き状態のように不完全でした。

そこで美匠未来建設では七つある劣化因子を同時に処理する方法を確立するために、塗装工程を細分化し、
それぞれの劣化とその原因を明確にしていくところから始めました。そして一つ一つの劣化因子に対して高い耐性を持つ材料を選出・開発し、施工法と結びつけて出来上がったのが
独自の七大劣化抑制技術「セブンクリアTMです。

この七大劣化抑制技術「セブンクリアTM」は、私たちが塗料の研究開発を行っている知見と、全国100社以上の塗装専門店を技術指導する立場としての知見、さらに独自の一貫体制を確立している知見を併せ持っている
からこそ導き出せた理論と技術です。「お家自体を長持ちさせる」という塗装本来の目的から
すべてを設計し直した、今までにない外壁塗装・屋根塗装によるメンテナンスです。

「一般的な塗装」と「七大劣化抑制技術を採用した塗装」の性能比較

劣化因子 一般的な塗装 セブンクリアTM ポイント
紫外線劣化 中塗りからの2層 耐候塗膜 下塗りからの3層 耐候塗膜 紫外線は塗膜を透過し、外装材(外壁・屋根・付帯部)まで到達します。そのため下塗りから耐候性能を持つ強力な3層の塗膜で透過する紫外線からのダメージを最小化する必要があります。
熱劣化 一般塗料では断熱性能は無い 防熱バキューム技術TM 従来は熱劣化対策を行うと防水性能が劣り、水分劣化対策を行うと断熱性能を付与することができませんでしたが、七大劣化抑制技術の確立によって両立することが可能となりました。
一般断熱塗料
水分劣化 ※塗料の防水性に依存

防水バリアコンビネーション技術TM

排水加工

酸性劣化 ※塗料の耐酸性に依存 耐酸性試験 合格済
Aランク材料使用
身近なところでは排気ガスに含まれる硫酸等や酸性雨が塗膜に付着することで化学変化を起こし劣化を促進するため、耐酸性効果の非常に高いAランク材料を標準仕様としています。
塩害劣化 ※塗料の耐塩害性に依存 耐塩害性試験 合格済
Aランク材料使用
塩害は沿岸エリアだけでなく台風時の雨水にも多くの塩分が含まれているため、気づかない間に外装材や金属部の腐食が進行している可能性があります。そのため、耐塩害性効果の非常に高いAランク材料を標準仕様としています。
摩耗劣化 ※塗料の耐摩耗性に依存 耐摩耗性試験 合格済
Aランク材料使用
外装材に付着する土、粉塵、黄砂、ホコリ、スス、雨、雪 等によって微細な衝撃を繰り返し受けることによって塗膜が少しずつ摩耗し、機能低下を起こします。そのため、耐摩擦性効果の非常に高いAランク材料を標準仕様としています。
微生物劣化 ※塗料の耐微生物性に依存

抗菌処理

耐微生物性試験 合格済
Aランク材料使用

微生物である藻やカビはあらゆるものを栄養源としており分解・劣化させます。塗膜や外装材に付着することで同様の現象が起きてしまいます。また、水分を溜め込むため水分劣化も併発させてしまう可能性が高いことから、耐微生物性効果の非常に高いAランク材料を標準仕様としています。
塗料性質

水性1液型

◎ 作業性・低臭気
△ 耐候性・防水性・
  密着性・防汚性

溶剤 (油性) 2液型

△ 作業性・低臭気
◎ 耐候性・防水性・
  密着性・防汚性

環境問題を考慮して水性塗料が生まれましたが、建物を長寿化するための機能を最大化するためには溶剤 (油性) 型である必要があります。そして1液型ではなく2液型の方がより多くの樹脂量を配合することができ、高い耐候性能を発揮させることができるため、溶剤 (油性) 2液型塗料を標準仕様としています。

この技術・工法が劣化を抑制し、
耐久性35%UPのお家を
生み出していきます。

お家の20年後の安心を考え、外壁塗装・屋根塗装を通して「お家自体を長持ちさせる」という視点から導き出された新技術・新工法「セブンクリアTM」によって、一つ一つの劣化因子を抑制・最小化し、耐久性35%UPを実現する性能を大切なお家に付与していきます。

塗膜の耐候性能や外観の美しさだけではなく、「お家自体をしっかりと長持ちさせたい」と願うお客様ご家族様のご要望を叶えるための外壁塗装・屋根塗装をご提供させて頂きます。

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